後口さんの実生(みしょう)の若い柚子(ゆず)です。
実生(みしょう)とは種子から発芽した植物を言います。
柑橘一般は接ぎ木(つぎき)で増殖されます。
接ぎ木(つぎき)とは栽培したい品種の穂木(えだ)を台木に接いで生殖させる技術です。柚子の場合、実生の柚子は接ぎ木の柚子より香りが強いのが特徴です。
後口さんのゆず農園です。
奥深い山間にあり、さながら天空にあります。
後口さん御夫妻
20数軒の農家さんが入植していましたが、後口さんを除いて全ての方々が廃業されて行きました。
後口さんは、大変なご苦労をされました。
後口さんの実生の柚子はその香りの良さで、プロの料理人の間で知られています。